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ゆっくり読んでいってね!
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キモ!!

可愛い絵柄が好きな僕でも、
ここまでキモいのは放っておけない。
そんな絵本、「トマトさん」の紹介だ。

キモ可愛い?
いいや、単にキモいだけだね!



暑い夏の日、
トマトさんはその重い体のために
自力で川まで行くことができなかった。
そこで、虫やトカゲ達が協力してトマトさんを川まで運ぶことになった―。

これがおおまかなあらすじ。
あからさまな友達賛歌が伝わってくるので
物語的には苦手な絵本なのだが、
僕を惹きつけて止まないのは
全ページにわたって描かれるキモいトマトさん。
こんなの小さい子に読ませていいのだろうか。


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うつろな目



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頼むからその顔はやめてくれ



こうしてみると、
あの絵(?)を思い出してしまう。
生首なところも同じだし。



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ゆっくり転がっていってね!



よくある話だけど、あまりにもインパクトある絵は一度見たら忘れられない。
オススメしないけど、一度は読んでみて欲しい絵本だ。
あ、トマトさんはツンデレだよ!

・・・ってコレほんとに子供向けの絵本なのか!?


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【2008/09/21 13:23 】
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そして私は妖精になる
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マレーク・ベロニカ作「もしゃもしゃちゃん」。

彼の作品では「ラチとらいおん」が有名だと思う。
僕もこの作品で彼を知った。



このお話は、もしゃもしゃ髪の女の子、通称「もしゃもしゃちゃん」が主人公だ。
決して「立て、立つんだ!」とかいわれるボクサーだったり、
「悪いな、これ二人用なんだ」とかいうお金持ちのお話ではない。

乱暴に内容を説明するなら「子供版白雪姫」。
といっても時間制限は無い。
つまり、「小汚い女の子が綺麗になっちゃった!」というわけだ。
英題が“The Ugly Girl(醜い少女)”だし。
でもこのタイトルは直球的すぎてひどいと思う。

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マレーク・ベロニカの絵本は、
わかりやすい内容でありながら
ちゃんと作者のメッセージが込められていることに特徴がある。
(本作では傘地蔵的要素が含まれている)
メッセージ性の強い絵本は無粋だけど、
さりげなく表現されているのはいいよね!

そして彼の絵本のもう一つの特徴、
それは「絵がお洒落で可愛い」ということ。
それもそのはず、この本が描かれたのは1965年。
あの時代特有のポップさがこの絵本に詰まっている。



読んで楽しい見て楽しい、
子供が読んでも大人が読んでも楽しめる。
そんな理想の絵本を描くマレーク・ベロニカ。
絵本に興味があるけどよく分からない、そんな人に彼の作品はオススメ。
でも最近の作品は可愛くないんだよなぁ。



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【2008/09/18 19:19 】
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世界にありったけの花
今回紹介する絵本は「ルピナスさん」。



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穏やかな印象を受ける表紙




ルピナスとは花の名前である。
残念ながらカピバラさんとは何の関係も無い。



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別名「昇り藤」



この絵本は、
アリスという名前の少女が
「ルピナスさん」と呼ばれるようになるまでの物語だ。



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『世の中を、もっと美しくする』
幼いころおじいさんと交わした約束をはたすために、
彼女は村じゅうにルピナスの種を蒔き始める―。




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「ええ話やな・・・カット。」
ジャンクSPORTSの浜ちゃんなら
そう言うに違いない感動的なストーリーだ。



ルピナスさんの行為は
見方によっては金持ちの道楽であり、
場合によっては栽培テロとなりうるので
真似をする場合は注意が必要だ。

とりあえず日本人は朝顔からな!
もちろん観察日記つきで!
「朝顔さん」って呼ばれるも知れないよ。







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【2007/05/31 13:30 】
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なぜ彼らは「賢者」なのか
以前、絵が美しいということで紹介した「賢者のおくりもの」。



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いい本です



今回は内容について触れてみようと思う。
ネタバレしまくりなので、その点を注意していただきたい。



以前紹介したときは、この本の絵の部分だけを評価する記述であった。
確かに僕は絵を重視しているが、物語を蔑ろにしているわけではない。
単に説教くさい絵本が大嫌いなだけである。
絵本を作者の思想を伝えるプロパガンダにしてはいけないと思っているだけだ。
物語が素晴らしいに越したことはない。



「賢者のおくりもの」は、
貧乏な夫婦が互いに贈るクリスマスプレゼントを買うために、
それぞれが大事にしてしているものを売ってしまう話だ。
妻は美しい髪を売って夫のために時計鎖を買い、
夫は家宝の時計を売って妻のためにくしを買った。
それだけの話である。

自分の大事なものを失ってまで手に入れたのに、全く無駄なことだった。
この二人の行動を愚かだと思うだろう。
この二人を愚か者と思うだろう。
僕も彼らに対して「ご利用は計画的に」と思ったものだ。



確かに作者は最後のページにこう書いている。

わたしがつたなくも物語ったのは、
アパート住まいの、ふたりのおろかなる子の、
変哲もないエピソードです。
おたがいのために、わが家のなによりの宝を犠牲にしてしまった、
愚の骨頂ともいうべき人々です。


しかし、作者の伝えたかったことはこんなことではない。
この本は以下の文章で締めくくられる。

だが、最後に現代のかしこい人々にひとこと言わせていただくとすれば、
およそおくりものをする人々のうち、
このふたりこそは、もっともかしこかったのです。
なべて贈答のやりとりをする人々のうち、彼らみたいな人々こそが最高です。
どこに住んでいようと、かしこさはかわりありません。
彼らこそ賢者なのです。




「愚の骨頂」とまで呼んでいたのに、最後には「賢者」になっている。
これはどういうことだろう。
なぜ彼らは「かしこい」のか、それを考えるのがこの本の大事なところである。
(僕にとって一番大事なのは絵そのものだが)

子供に「何がたいせつなのか」を考えさせるには適当な物語といえる。
「なぜ彼らは賢者なのか」というテーマで読書感想文ができそうだ。



こう考えると、結構教育じみていて説教っぽい。
となると「説教くさい絵本が嫌い」という僕の発言が矛盾してしまう。

しかし、僕が嫌いなのは
「戦争ってよくないYO!」
「思いやりの心を持とうZE!」
「僕らは宇宙船地球号の乗組員なんDA!」
といったあからさまなメッセージを持つ絵本だ。
もう、胡散臭くて胡散臭くて。

この本のような、
「実は考えさせられる本」というのは
物語に深みを持たせている点で評価できる。
荒唐無稽な絵本も大好きだけど。



なぜ彼らが「賢者」なのか、僕はこう考えた。

確かに、自分の宝物を手放してまで贈り物をするというのは愚かだといえる。
しかし、その贈り物が相手に最もふさわしいと思ったからこそ取った行動なのだ。
贈り物で大事なのは贈る相手のことを考えること。
それを作者は伝えたかったのではないだろうか。
彼らの行動は「かしこい」、彼らこそ「賢者」なのだ、と。
みんな、もっと考えてプレゼントしようぜ。
頼むからパイナップルのボールペンとかやめてくれよな!




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僕の去年のクリスマスプレゼント





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【2007/05/27 18:30 】
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僕の絵本の楽しみ方
絵本というのは、大抵一つの物語に複数の絵が描かれている。
その絵は一人の画家によって描かれていることがほとんどだ。
当たり前のことかもしれないが、僕にはそれが重要なのだ。

絵本は一人の画家が複数の絵を書いている。
つまり、絵本を「画集」として捉えることもできるのだ。
絵本に描かれている絵が美しければ、
まさに「物語付きの画集」といえる。



賢者のおくりもの」の絵は美しい。
「物語付きの画集」として楽しむには最適な一冊だ。



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 ジャケ買いしました



ちなみに海外の絵本である。
海外には非常に芸術性の高い絵本が多い。



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 いわさきちひろみたいな画風だ



この本は、貧乏な夫婦のクリスマスプレゼントにまつわるお話である。
美しい髪を持つ妻と、最近稼ぎが減った夫。
クリスマスが近いというのにプレゼントが買えない。
愛する夫のために妻が取った行動とは・・・。



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 イケメンだが稼げない旦那



「火曜サスペンス劇場」みたいなあらすじになってしまったが、
別に妻は万引きや強盗にはしるわけではない。
それではタイトルが「犯罪者のおくりもの」にってしまう。



ストーリーとしては、
よくある「いい話」である。

僕みたいなひねくれた人間がこの物語を読むと、
「金ないんだから、もっと考えて買い物しろよ」と思う。
まさに「ご利用は計画的に」である。

こう思うのは、クリスマスに対する認識が違うからだろう。
作者はクリスチャンだろうし、
読んだ僕は無宗教だ。

でも宗教なんて関係ない。
絵本を楽しめればいいのだ。
絵が美しいというだけで十分なのだ。
なぜなら、僕がこの本を「物語付きの画集」として捉えているからだ。



絵本を読むのもいいけど、
物語付きの画集を読むのも面白いと思う。
いつもの絵本を違った視点で読むと、
新たな発見があるのではないだろうか。







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【2007/05/24 11:11 】
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