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僕は猫舌だ。 しかし熱い物が大好きだ。
通常の猫舌なら冷めるのを待つだろう。 しかし熱々が美味しい料理は多い。 料理は最も美味しい状態で食べるべきだ。 冷めてから食べるなど料理に対して失礼である。 たとえそれが皿の上で灼熱の舞いを踊っていても、 食べる者が口内をすぐに火傷する体質であっても。
僕の口内は極めて貧弱だ。 熱々の料理を食べようものなら、 口内の粘膜がただれてしまう。 白い薄皮がはがれる程度ならまだ良いほうで、 場合によっては血が出ることもある。 料理を美味しく食べる裏には、 血の滲むような食べ方をしているわけだ。
「熱々だ!・・・美味しい!・・・痛っ!」 今日も僕は出来立てを食べ続ける。
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